コラム

女性

若い女性の薄毛が増加している?意外と身近な生活習慣が原因だった

料理する女性

今や薄毛は男性だけの問題ではなく若い女性にも広がっているヘアトラブルにもなっています。「まだ若いのに髪の量が少ない気がする」とお困りのあなたも、もしかしたら薄毛が進行しているおそれがあります。今回の記事では徐々に増えている若い女性の薄毛問題について原因と対策を中心に解説していきます。


若い女性が薄毛になる原因

女性の足

一般的に薄毛になる原因は男性が多いイメージがありますが、近年では高齢の女性だけでなく若い女性ですらも発症してしまう身近な問題です。若い女性が薄毛になる原因は男性が起こす薄毛原因とは違いがあり、しかも若い女性が起こす薄毛の原因は身近な習慣が原因で起こるおそれが高いのです。


過度なダイエット

女性なら誰しも『美しい体型』を維持したいと思うものですが、理想を追求するあまり過度なダイエットが薄毛を引き起こすリスクを高くさせます。女性の間でメジャーなダイエット方法に食事制限があげられますが、以前テレビなどでも頻繁に取り上げられるようになった糖質制限ダイエットはいまでも女性の間で人気です。

たとえば炭水化物を排除して赤身肉をたくさん食べるなどがあげられますが、肉類からは髪のもとになるたんぱく質を摂取できますが、頭皮に栄養を運びやすくしてくれるビタミン類が欠如しています。ビタミン類が不足しているとバランスよく食事をしていても、栄養を運ぶ血管が詰まりやすくなり頭皮にまで栄養が運ばれず髪を生えさせる元気がなくなるのです。


ダイエットをするなら栄養面もチェックする

ダイエットは悪いものではなくむしろ健康を維持するためには必要ですが、体重の数字を重要視して食べるものを選んでいませんか?ダイエットは一時的なものではなく長く続けていくものなので、一時的に体重が減っても戻るおそれも高く栄養バランスの崩れで薄毛などを引き起こすリスクも高めます。

体重を落としていきたい場合は短期的な減らすのではなく、栄養バランスを考えつつ長期的に体重を減らしていくのが理想です。バナナは糖質が多いため糖質制限ダイエットをしている人には避けたい食品ですが、同時に血管の詰まりを解消してくれるビタミンB6を多く含んでいます。糖質の摂りすぎはよくないですが、適度な量であれば健康を維持するためにも必要なので、薄毛と付き合っていくためにもバナナはおすすめできる食品です。


ホルモンバランスの崩れ

ホルモンバランスの崩れはよく耳にする言葉ですが、薄毛とも密接な関係にあります。男性が薄毛を引き起こす原因は男性ホルモンが強力な男性ホルモン(DHT)に変化するためなのですが、女性も男性ホルモンの分泌量が増えるとDHTが発生して薄毛を引き起こす場合があるのです。

ホルモンはそもそも脳にある視床下部というところがコントロールしているのですが、ストレスなどの積み重ねで視床下部がエラーを起こして男性ホルモンの分泌量が上がることがあります。現代では女性もフルタイムで働く時代ですから、人付き合いや仕事のプレッシャーなどでストレスを毎日感じることがあります。

体内ではストレスがたまらないように解消してくれますが、毎日ハードなストレスにあっているとストレスを発散できずホルモンバランスが崩れやすくなるのです。


好きなことをしてストレスを発散する

働いていればストレスを完全にシャットアウトすることはほぼ不可能なため、ストレス環境を変えることも困難でしょう。この場合はあなたの好きなことをたくさん楽しむことが一番の対策になります。ストレスがたまっていると心がモヤモヤして気持ちが沈みがちです。

好きなことを楽しめば気分転換につながり暗い気持ちを明るくできる可能性があります。たとえば運動などの体を動かすアクティビティは汗も一緒に流れるため、より爽快感があり気分転換にはうってつけです。


髪を強く結んでいる

女性の髪はおしゃれやファッションとしても重要ですが、髪を強く結ぶポニーテールやお団子ヘアは薄毛を引き起こすリスクがあります。髪を短時間だけ結ぶ場合であればそこまで影響はありませんが、たとえば就活などで長時間髪を結び続けていると束ねる力で髪といっしょに頭皮まで引っ張られ頭皮の血行を悪化させることがあるのです。

特に若い女性は髪をいろんな結び方をして楽しむので、長時間束ねることもあり頭皮へじわじわと悪影響を及ぼしていることがあります。


ゆるく結んで頭皮への負担を減らす

結び目をゆるくしたり束ねない髪型に変更すれば薄毛を軽減できる可能性があります。髪を結んでいて薄毛になっている場合は結ぶ力が強すぎるためが原因なので、髪を結んだヘアスタイルをやめてしまうのがベストです。しかし気に入っている髪型であれば全面的に中止すればストレスにもなりますので、日にちを空けながら楽しむにようにするといいでしょう。

若い女性の薄毛はヘアスタイルによって引き起こされやすいこともあるので、日頃から髪や頭皮への負担を考えながらヘアスタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。


薄毛はクリニックの治療で改善できる

カウンセリング

若い女性が薄毛になる原因は身近な習慣によって引き起こされやすいですが、原因がわからず薄毛を改善できないケースは少なくありません。もし薄毛対策をしてみても改善しないような場合は、薄毛改善効果が期待できるお薬を服用することで改善させられる可能性があります。

たとえば髪の毛を生やすお薬にミノキシジルというものがありますが、ミノキシジルは頭皮にある血管を広くしてあげることで頭皮に栄養が運ばれやすくなり、元気な髪が伸びやすくなるのです。当院で処方するミノキシジルは、薬局やドラッグストアにあるような塗って髪を元気にするタイプではなく、飲むタイプのお薬なので不快感もなく続けられるのもポイントといえます。


まとめ

若い女性の薄毛はダイエットやヘアスタイルによって引き起こされやすく、女性の身近なライフスタイルでもあるため、薄毛は誰にでも起こっても不思議ではありません。対策をしても改善しないことも少なくありませんので、「髪にボリュームが出ない」と思いはじめたら薄毛のおそれがありますので、ひとりで悩まず当院のような薄毛治療の専門医にご相談されてみてはいかがでしょうか。